銅条、黄銅条(コイル/フープ/リール/テープ)の
小ロット/短納期調達に特化したサイトです
C1020R(無酸素銅条)
純度99.96%~ の銅条
- 板/条/棒/線の流通があり、板条では1/2Hが主
- 広く流通する材料では最も高品位な銅
- そのため、主な用途としては自動車や建機用のバスバー等、大電流、耐熱環境に使用される事が多い

C1100R(タフピッチ銅条)
純度99.9%~ の銅条
- 流通する中では最も一般的な銅
- 特に板は1/4Hが多く、条は1/2H及び1/4Hが流通する傾向にある
- 高温環境では水素脆化により軟化するという特性があり、電子機器等の端子、電池用タブリード、ガスケット、ワッシャー等に用いられることが多い

C1220R(リン脱酸銅条)
純度99.9%~ の銅条
- 板及び条での流通があるが、流通量の観点からも条での新規採用はオススメしにくい
- 用途としては、屋根材、建築材、浄水場等で使用される銅。給湯器や工業製品の熱交換器としても使われる

C2600R(黄銅条一種)
銅70%:亜鉛30% の黄銅条
- 主に条の流通があり、板は少な目。車載端子等に使われることが多い黄銅
- 流通的な視点では、意外と少量調達に苦慮する材料

C2680R(黄銅条二種)
銅65%:亜鉛35% の黄銅条
- 主に条の流通があり、押出で代替するならC2700
- 車載端子から学生服のボタンや雑貨まで幅広く使われている黄銅
- 流通量、加工性、コスト等のバランスが良い

C2801R(黄銅条三種)
銅60%:亜鉛40% の黄銅条
- 主に板の流通が多く、条も一部流通
- C2680で代替できることも多いため、加工性や図面表示に問題がなければ、そちらを推奨

欲しい材料(板条)が見つからない時のヒント
部品設計 及び 材料選定時に指定された材料の硬さやサイズが見つからない時の選定ポイントをご紹介します。
C1100(タフピッチ銅)とC1020(無酸素銅)の違い
C1100 | 純度99.9%以上の一般的な銅 板や条のサイズ及び硬さの種類が豊富な為、試作~量産まで使いやすい 海外材も一部流通しており、一般的な銅と言ったらコレ |
C1020 | 純度99.96%以上の一般流通する純銅では最も高性能な銅 通電性と放熱性、そして加工性がキーワード 大電流、発熱等の負荷がかかりやすい箇所の部品への採用がオススメ C1100と異なり、硬さは1/2Hが主流となる為、厚みによっての選定が重要 |
実際にあった銅の代替例
通常使用していたC1020R-Oが入手できなくなり、C1220R-1/4Hを使用
絞り加工を伴う部品だった為、加工性が懸念されたが問題なく使用出来た
通電性が重要な部品ではなく、加工性(伸び)等の理由でC1020Rが採用されていた
C1100R-1/2Hを使用していたが、市中欠品になったために、C1100R-Hを使用
プレス加工を行い形状及び寸法が安定すれば問題なく、最終的に近似スペックとなった
1/2HもHも使えることとなり、より安定的な調達が出来ることとなった
C1100R-1/2Hを使用していた製品で、納期逼迫時に材料調達が不安定になり、1/4Hを使用
硬さ表示が異なってもスペック的には被っている部分がある為、意外と使えることがある
加工後に焼鈍などの二次加工を行うケースだったので、スペックで図面の製品基準を満たすことが出来た
C1220R-1/2Hを使用していたが、市中欠品になったために、C1020R-1/2Hを使用
基本的に上位互換と言えるので、特殊なケースを除き使えます
C2680(黄銅二種)とC2600(黄銅一種)の違い
C2680 | 銅65% 亜鉛35% の一般的な黄銅 黄銅条としては市中在庫が最も多く、用途も様々 製品の形状及びスペックを満たせるようであれば、入手性が高いC2680をオススメ 板はごく一部サイズで流通 |
C2600 | 銅70% 亜鉛30% の黄銅。 車載向けなどの端子用途が多い。 黄銅の中では銅分が高く加工性に優れ、通常のC2680で成型が難しいような バーリング、カール曲げ、深絞り等の加工方法で使われる事も。 板材は種類こそ多くないが、1/2H材とO材などが流通 |
C2600の特徴(C2680と比較時)
- 導電率が高い為、端子やターミナルなどの用途にオススメ
- また、加工性に優れるという理由から鍛造加工やフリクションプレス等で使われる事も
- 順送プレスの量産予定がある場合、0.3mm、0.5mm、0.64mm、0.8mmなどの一部サイズでは試作が可能
また、弊社であれば、試作と量産を同じ素材で行えるというメリットがあります - コイル材の市中在庫が限られる為、厚みや硬さによっての材料選定が重要
C2680(黄銅二種)とC2801(黄銅三種)の違い
C2680 | 銅65% 亜鉛35% の一般的な黄銅 板よりも条の流通が多い |
C2801 | 銅60% 亜鉛40% の黄銅 コーペルとも呼ばれ、板材の流通サイズについては国内最多の品種 黄銅板=ほぼC2801P-1/4Hと言って良い 一部サイズでは1/2Hが流通 |
C2801の特徴(C2680と比較時)
- 強度に優れ、打ち抜きや曲げ加工を行う部品にオススメ
- よって、銘板やネームプレート、鍵など、硬さや色が求められる用途に適している
- 板材のラインナップが最も多い為、板金や単発プレス、ワイヤーカット等で使用する黄銅板と言えばC2801P
- コイル材についてはC2680比での市中在庫が少なく、厚みや硬さによっての選定が重要
実際にあった黄銅の代替例
C2600R-1/2Hを検討していたが、市中流動がないサイズだったため、量産時安定性などの観点から、C2680R-1/2Hを採用
C2600Rは市中在庫が限られる為、注意が必要
月にトン単位の大量生産が必要な製品であれば、ひも付きの調達で安定することも多い
板材試作からの量産移行でC2801R-1/4Hを使用していたが、入手性に課題がある為、C2680R-1/2Hへの切り替えを実施
特にこの2品目(C2680R-1/2H、C2801R-1/4H)は機械的性質が似ており、問題なく使用できた
図面の材質表記には注意が必要
C2680R-1/4Hを使用していたが、歩留まり改善のために、C2680R-Oを使用
問題なく使用出来た。過去実績から、1/4H材を使用していた
従来部品はC2801R-1/4Hを使用していたが、C2801Rでは欲しい板厚がなかったためにC2680R-1/2Hを使用
外観部品で色味が異なる点は気になったが表面処理をすること、また用途的にも問題がなかった
C2801R-1/4Hでの部品開発を検討、進めてきたが、C2801Rは欲しい板厚の少量調達方法がなかったためにC2680R-1/2Hを採用
表面処理をするので、問題がなかった。色味を確認の上採用